山の上に赤レンガの城が屹立し、遠く淡水河の河口が見渡せます。赤レンガに白い回廊が映え、太陽の下に優雅なアーチの影を作っています。城壁の向こう側は100年の歴史ある砲台です。淡水紅毛城、小白宮、滬尾砲台が歴史の趣を演出する淡水の街は、そぞろ歩きにぴったりです。
300余年に渡って淡水に屹立する紅毛城は、台湾に現存する歴史的建築の一つで、国定古跡に指定されています。城の形態を持つ主塔や、洋風建築の領事館、清朝時代の城門.南門などがあり、軍事防衛、領事館、地下牢などの機能を兼ね備えています。紅毛城前広場は、紅毛城の絶好の撮影スポット。淡水河や観音山も望めます。淡水八景の一つ「戍台夕照」(紅毛城から眺める夕日)はまさにここからの景色。きらめく夕日は必見です。
前清淡水関税務司官邸は100年以上の歴史があり、目を引く白い洋風の外観から、別名「小白宮」とも呼ばれています。見所は整然と並んだ「半円型アーチ」。日の光が降り注ぐと、白い建物は一層白く優雅に見えます。このシンプルなスペインコロニアル様式の白い建物はオレンジ色の屋根とのコントラストが青い空に映え、アーチ型回廊もロマンチックな雰囲気を添えています。
滬尾砲台は高所にあり、頑丈な建材で壮大な砲台が造られています。19世紀の戦争時や駐留軍にとって有効な要塞であり、また清代における台湾の現代化においても重要な海防施設でした。
【アクセス情報】
MRT淡水駅から857、紅26、836番のバスで上記3か所のスポットに行くことができます。
(参照:新北市観光旅遊網)